基本的に、素肌と頭皮は同じものですので、毎日洗顔するのと同じようにシャンプーも毎日するのがベストですが、一方でシャンプーの繰り返しによってヘアコンディションが悪くなることがあります。また間違ったシャンプー方法やタオルドライなどでの乱暴な髪の扱いでキューティクルダメージもひどくなる場合があります。頭皮をしっかり洗いながら髪のコンディションを損なわないようにするシャンプーセレクトは、なかなか難しいのですが、ここでは一番シャンプーで大切な洗浄成分をまとめています。
通常シャンプーの場合、後ろに小さく水も含めて配合量の多い順から表示しています。まず最初に「水」次に「主剤の洗浄成分」という順序になる場合がほとんどで、後ろの表示ほど配合量が少なくなりますが、1%以下ではどの順序で表示してもよいことになっています。「○○配合」でもどれ位配合されているか見当をつけることは難しいところです。流行りの天然素材・保湿剤・アミノ酸・○○エキスなどが記入されていてもほとんど入っていないかも知れませんね。
なお、「水」から表示していないシャンプー(トリートメントetc.)は全配合成分チェックが出来ませんので使用及び販売、お薦めはしていません。
コカミドプロピルベタイン ココアンホ酢酸Na ラウリミノジプロピオン酸Na ○○イミダゾリニウムベタイン
低刺激なのでベビーシャンプーによく配合されています。ここ最近注目されてる低刺激性の素材です
ポリオキシエチレン(POE)ラウリルエーテル硫酸塩(Na) アルキル硫酸塩 硫酸塩ラウレス(-7.-5)硫酸Na スルホコハク酸ラウレス2Na(刺激は弱い洗浄剤)
弱酸性・植物系・アミノ酸配合・髪にやさしいetcとか書いていても高級アルコール系ですのでカラー退色が早いのと脱脂力がやや強めですので皮膚につっぱり感が出やすいのでカラーヘア・パーマヘア・敏感肌の方は避けた方が良いと思いますが、一番の問題は、手触り感を良くするのにコーティング剤を多量に配合してる製品が多いことです。確かにサラサラ・シットリしますが髪全体をコーティングしますのでアミノ酸・PPT・タンパク質などをはじいてしまうためトリートメントなどしても効果が悪くなる時があります。
また美容室でパーマ・カラー後、髪がパサパサになったと聞きますが(サロンの技術もありますが)コーティング剤が剥がれ落ちて本来の髪の状態に戻ったとも考えられます。またこれらが毛穴をつまらせる可能性も考えられます。
ポリエキシンエチレンノニルフェニルエーテル (表示名称ノノキシノール○○) オレフィン(C-14-16)スルホン酸Na
石油系の代表はせっけん派の方がターゲットにするアルキルベンゼンスルホン酸ですが、脱脂力が強く皮膚刺激も強いのでシャンプーには現在使用されていません。洗濯洗剤の一部には使用されていますが、食器洗剤としても最近は使用しなくなってきています。一時偕奇形性や肝臓障害が話題になりましたが今では否定されています。
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルは環境ホルモン関連で敬遠傾向にありますので、メーカーでは代替品の開発が進んでいますので今後は減少すると思います。
オレフィン(C-14-16)スルホン酸Naは高級アルコール系より刺激は弱いと言われていて、安価な業務用などで良く見受けます。専門家の論議は別にしてこのような事柄で石油系には消費者に根強い不安感があります。シャンプーでは石油系以外に良い素材がありますので、石油系はあまりお勧めはできませんネ
ラウリン酸ナトリウム(Na) ミリスチン酸K オレイン酸Na ラウレス-3酢酸Na
健康指向・自然派・魚毒性など合成洗剤を避けられる方がよく使用されます。脱脂力が強い・せっけんカス(脂肪酸塩類)が残る・アルカリ性(若干弱酸性もあります)を考えますと、パーマ・カラーの薬剤反応による切毛・断毛のおそれ・カラー退色が早い等がありますので美容室では使用できません。
低刺激性を強調される方もいられますが、総合的にはアミノ酸系と高級アルコール系のラウレス◯◯の中間くらいではないでしょうか。安全性データでは、細胞毒性は低いという長所があります(アミノ酸系も低い)が皮膚浸透性が強いという短所もあります。